加工部品は常にバリとの闘いとなります。その工法の性質上、バリを完全になくすことは難しい一方で、高さ方向のある欠陥であるバリは重要機能障害を起こすケースも多くあります。しかし、バリは小さくまた、高さ方向があるため、その検出方法は非常に難しく、バリをどうやって次工程に流さないかはとても難しい製造の課題となっています。バリは加工の工法の中で発生するため、多くは複雑な構造の奥に発生することが多いのが特徴です。構造奥にあるバリの検査は常に困難を極めます。ところが光コム技術を使うと、長いワーキングディスタンスにより凹凸形状の奥にあるバリも簡単に自動検査を可能とします。さらに1µmの精度にてバリの高さを定量的に判別いたします。同様にキズも定量的に深さ方向を判別できるために不良の過検知をふせぐべく、深さ方向にて閾値を設定して、正しい歩留まりにて生産を可能とします。
・サイクロ減速機:キズ検査
・ハーモニックドライブ:バリ検査
・鋳造・鍛造・加工品全般:打痕検査
・検査工程の照明の加減によりキズ・バリが見落とされる。
・製造ラインにての自動全数検査を実施したい。
鋳造品など製造工程での微細なバリ・キズの完全除去は極めて困難です。これらバリ・キズは生産物の欠陥につながりやすく検出が困難です。
・光コム技術の長いワーキングディスタンスから凸凹形状の構造上奥にあるキズも検出
・検査工程の自動化により全数検査の実現
・外乱光に影響受けずらい光コム技術目視困難なバリの検出